出版書籍

実体験をもとに相談の仕方や心のケア方法をまとめた書籍

今悩んでいる子が保健室に駆け込めるようにという願いを込めて

過去に実兄から性暴力を受けた経験をもとに、代表の獅城けい(ししろ けい)が自ら執筆し、相談の仕方や心のケアの方法を伝える書籍を出版しております。講演会やカウンセリングのご依頼に対してハードルを感じている方は、ぜひこの本から一歩を始めてみませんか。書籍を手に取ってくださった方からさまざまなお声を寄せていただいており、その一部をご紹介いたします。将来この本が必要なくなったときは、性虐待の知識を広めるために地域の図書館や学校への寄付にぜひご協力ください。
家族に「イヤなこと」をされているあなたにお願い
家族に「イヤなこと」をされているあなたにお願い

著者:獅城 けい 著
出版社  :高文研 
出版年月日:2022/07/21
単行本  :208ページ

【著者について】
性暴力など家族に「イヤなこと」をされている子どもたちの多くは、誰にも言えず一人で抱え込み、その苦しみから抜け出せない。
自分でなんとかするか、耐えるしかないと考えてしまう。このスパイラルを変えたい。

実兄から性暴力を受けてきた著者が、その後どんな症状や心境に苦しみ、どのように向き合うことで治癒へ向かったのか。
そして子どもたちが自らSOSを出すために、
①打ち明ける相手と相談の仕方
②心のケアの方法について
伝授します。
書籍紹介

世界から性暴力・性虐待がなくすための1歩につながる本

題名  家族に「イヤなこと」をされているあなたにお願い 今すぐこの本を持って保健室に行こう

【目次】
はじめに

序章 保健室に行く前に、三つの混乱を整理する
 ①「イヤなこと」をされるのに、私(僕)はなぜその家に帰ってしまうのか
 ②「イヤなこと」を「やめて」と言えずに受け入れてしまうのはどうしてか
 ③相談できない理由について
 【コラム】タイプについて

第1章 あなたが「保健室」へ駈け込めることを願って
 あなたが私の二の舞にならないように
 保健室をあなたの日常に入れていく

 「イヤなこと」をしてくる相手にお礼を言って、「さようなら」とつぶやく
 【コラム】 マズローの五段階欲求
 人とのやり取りはすべて、愛情でできている。
 【コラム】 お父さん、お母さんから欲しかった三つの愛情をもらうために
 「やめて」「助けて」が言えなくなったのは毎日の積み重ね
 【コラム】 私の間違いは「母に相談したこと」と「心のケアをする必要を知らなかったこと」

第2章 私が救いになった心の向き合い方
 心を癒す、三つの練習
 ①「怒り」「悲しみ」「怖れ」の不快な感情を正しく感じることを意識する
 ②「怒り」「悲しみ」「怖れ」の不快な感情がわく理由を把握する練習
 ③「イジメる」自分の声を黙らせる、「しつけ」について
 【コラム】 ビー玉
 人を恨みながら、幸せになることは難しい
 どれだけ強い不快な感情であっても、必ず愛と感謝で消えていく
 【コラム】 ふいに出た自分の「サイン」にどんどん気付く

第3章 苦しい時に、ヒントをくれた心理学の知識たち
 ◎禁止令
 ◎ドライバー
 禁止令を教えてくれた、みゆ先生のカウンセリング
 【コラム】 解離性人格障害(多重人格)の感覚
 「ゲーム分析」
 自分で心の状態に気付けるようになれた、ヒプノセラピー
 【コラム】 悪夢について
 不快な感情と向き合う時におすすめのツール
 スピードコーチング社の「エナジー・サーチ・ボール」
 トランスジェンダーについて
 保健室について
 おわりに


書籍を購読された方からの感想
  • 2

    S.F 会社経営者

    2021/10/09
    獅城けいさんの気持ちが言葉に乗って届いてくるなぁと感じました。 私も過去に被害に遭ったことがあるとお伝えしましたが 私の場合は家族から直接の性被害ではなく 他人からの性...
  • 1

    女性 匿名

    2021/10/09
    昨年の夏、高文研様を通じて女性の方からお手紙をいただきました。 達筆で完結な文書の中に、どれだけの想いがあったのだろうかと涙いたしました。 話しても大丈夫だと思っていただけたとのこと。 そ...
今性虐待を受けている子どもたちが保健室や児童相談所に駆け込めるようにという願いを込めて、相談の仕方や心のケアの方法を書籍にまとめました。過去に小学3年生から中学1年生まで実兄から性暴力を受けた実体験をもとに、その後どのようなことに困ったのか、後遺症など、どのように心を見つめていったら克服・緩和につながったかなどもお伝えしています。
性虐待や性暴力の悩みはなかなか周囲に相談できず、一人で耐え続けている方も少なくありません。打ち明けることに不安を感じていたり、打ち明け方が分からず悩んでいたりする方は、この本からスタートしてみませんか。書籍を読んだことをきっかけに自分の心と向き合い始めた方から、さまざまな感想やご意見も寄せていただいております。この本を手放す際には地域の図書館や学校へ寄付し、性虐待の知識を広めるためのお力添えをお願いしております。